責任の誤解が起きる理由
災害時のペット対応は、「法律で決まること」と「現場で決まること」が混ざりやすい。たとえば、遺棄や虐待のように法律の枠で整理できる話と、避難所の受け入れ・分離運用・同室可否のように、自治体や避難所運営のルール確認が必要な話が同じ“責任”として語られがちになる。結果として「全部自己責任」「行政が全部やるべき」の両極端に振れやすく、現実の役割分担が見えにくくなる。
さらに、防災の情報は更新日が重要なのに、SNSの切り抜き・スクショ・転載が先に流れやすい。通信障害のタイミングほど“早い情報”が優先され、発表元が曖昧なまま「置き去りは違法」「同行避難は義務」などの断定が広がり、地域ズレも起きやすい。デマを避けるには、公式情報へ辿り直す入口としてSNSを扱い、最終判断は一次情報の発表元と更新日で揃える考え方が役に立つ。
※一次情報の例(本文内でも随所で使用)
- 出典:環境省「ペットの災害対策」/(ページ内の更新日表示は見当たらないため、閲覧時点でページ表記を確認)
- 出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」/発行:平成30年3月
- 出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」/更新日:平成30年10月3日
- 出典:環境省「『人とペットの災害対策ガイドライン』の改訂等に係る検討会」/掲載日:2025年10月29日(検討会ページ)
読むと分かること
このページで目指すのは、「責任」を道徳論ではなく実務として整理すること。具体的には、次の3点が持ち帰れる状態を作る。
- どこまでが“法律で決まる責任”か:遺棄・虐待の禁止、適切飼養の考え方、(犬の場合は)登録や予防注射など、法令の枠で整理しやすい部分の輪郭
出典:e-Gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」/施行情報:令和3年6月1日施行(改正反映版の表示)
出典:e-Gov法令検索「狂犬病予防法」/施行情報:平成28年4月1日施行(改正履歴の表示) - 法律“だけ”では決まらない実務の範囲:避難所の受け入れ、同伴避難・同行避難の扱い、分離スペース、鳴き声・排泄物などの迷惑防止、支援物資や給水の運用など、自治体・避難所の掲示や案内で変わりうる部分
- 迷わないための“確認ルート”:平時/発災直後/避難所到着後の3フェーズで、連絡先(自治体・避難所運営・動物病院・獣医師会など)と、確認すべき項目を揃える。停電・断水や熱中症・低体温のリスクがある状況でも、現場で揉めやすい論点(置き去り・迷子・脱走防止)を“責任”の観点で整理していく。
- まず結論:飼い主の責任は「法律+指針+自治体+現場ルール」で決まる
- 法律で決まっている責任(適切飼養、遺棄・虐待、迷惑防止の観点など)
- 法律“だけ”では決まらない実務(避難所受け入れ・分離運用・物資・給水・同室可否)
- 国の指針・ガイドラインが“責任の現実ライン”を作る理由(法令ではないが基準になりやすい)
- 自治体(条例・地域防災計画)と避難所ルールの関係(地域差が出る理由)
- 平時に整える:責任を果たしやすくする準備(脱走防止・持ち物・連絡先・登録情報)
- 発災直後の優先順位(人命優先/避難情報/停電断水)と飼い主が迷いやすい判断
- 避難所到着後の確認手順(掲示→受付→担当者/質問テンプレ)
- 質問テンプレ(そのまま使える短文)
- 置き去り・留守番・在宅避難の線引き(安全と責任のバランス)
- 迷子・脱走が起きた時の動き(届出先・掲示・照合/更新日)
- デマ回避(責任論の煽り、スクショ、地域ズレ、更新日欠落)
- よくあるQ&A(「置き去りは違法?」「断られたら?」「証明書は必要?」など)
- まとめ
まず結論:飼い主の責任は「法律+指針+自治体+現場ルール」で決まる

4つのレイヤーが混ざると、責任がねじれやすい
災害時のペット対応は、ひとつのルールで統一されているわけではなく、次の4層が重なって“責任の範囲”が見えてくる形になりやすい。
- 法律(国の法令):最低限の線引き。遺棄・虐待の禁止、適切飼養の考え方など、全国共通の土台になる。
出典:e-Gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」/法令ページ(現行法の確認に使用)
出典:e-Gov法令検索「狂犬病予防法」/法令改正履歴:平成28年4月1日施行(ページ表示) - 国の指針(ガイドライン):法律では決めきれない“現実ライン”を整理する枠。自治体や現場が方針を作るときの参照点になりやすい。
出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」/発行:平成30年3月(ページ表示)
出典:環境省 報道発表「人とペットの災害対策ガイドラインの配布について」/発表日:2018年4月27日
出典:環境省「『人とペットの災害対策ガイドライン』の改訂等に係る検討会」/掲載日:2025年10月29日(ページ表示) - 自治体(条例・地域防災計画・要綱・通知):地域差が出る層。避難所の運用方針、支援物資・給水の考え方、連携先(動物病院・獣医師会等)の整理などがここに入る。
例示:高知市「ペットの災害対策」/更新:令和7年3月28日(ページ表示)
※この例は“更新日の見方”の参考。内容は市町村で差が出る前提になる。 - 現場(避難所の受け入れルール):当日の掲示・案内・担当者判断で細部が決まる層。同伴避難のスペース、分離運用、鳴き声・排泄物・動線、車中避難・在宅避難の案内などがここで具体化される。
国のガイドラインも「自治体等が地域の実情に応じて検討する際の参考」と位置づけており、現場は地域運用に沿って動く形になりやすい。
「責任の話」を整理するときの見取り図
責任論が荒れやすい論点(置き去り、逸走、咬傷事故、鳴き声、排泄物、受け入れ拒否など)は、だいたい次の理由でこじれやすい。
- 法律で“禁止・義務”として線が引かれている部分と、法律では決めきれず運用で決まる部分が同じ言葉で語られる
- 全国共通の原則(国の指針)と、地域の計画(自治体)と、当日の運営(避難所)が“同じ強さのルール”のように扱われる
- 更新日が古い情報が残り、災害のたびに現場の対応が変わっても追いつかない(SNSで拡散しやすい)
このため、「それは法律の話?指針の話?自治体の話?現場の話?」と層を分けると、落としどころが見えやすくなる。ガイドライン自体も、過去災害の検証を踏まえて改訂検討が進んでいるため、発表元と日時で揃える姿勢が重要になりやすい。
更新日と発表元の付け方(この先の章で一貫して使う)
重要な主張は、次の形で“根拠の置き場所”をはっきりさせると混乱が減りやすい。
- 出典:e-Gov法令検索 ○○法(現行法・改正履歴)
- 出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」/発行:平成30年3月
- 出典:環境省 報道発表/発表日:2018年4月27日
- 出典:自治体ページ/更新:YYYY年MM月DD日(ページ表記)
- 出典:避難所掲示/掲示日・掲示主体(現地掲示や運営案内)
法律で決まっている責任(適切飼養、遺棄・虐待、迷惑防止の観点など)

法律が担うのは「最低限の線引き」
災害時のペット対応は、避難所の受け入れや支援物資の運用など“現場ルール”が目立ちやすい一方で、土台になるのは国の法令が定める最低限の線引き。代表例として、動物の扱い方の基本は動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)が軸になり、犬については狂犬病予防法が別に義務を定めている。
出典:e-Gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」/法令改正履歴:令和7年6月1日施行(現在施行の表示)
出典:e-Gov法令検索「狂犬病予防法」/法令改正履歴:平成28年4月1日施行(現在施行の表示)
適切飼養(ふだんの管理が“災害時の責任”に直結しやすい)
動物愛護管理法は、飼い主が動物を適切に取り扱い、健康と安全に配慮して飼養する考え方を土台に置いている。災害時に話題になりやすい「脱走防止」「迷子」「周囲への迷惑」「体調悪化(熱中症・低体温など)」は、発災当日に突然始まる問題というより、平時の管理の延長として表に出やすい。
法令上の“責任”は、避難所に入れるかどうかのような運用論とは別に、動物を危険にさらさない・周囲に危害や著しい迷惑が及びにくい状態に近づけるという方向で整理されやすい。
出典:e-Gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」/令和7年6月1日施行(現在施行の表示)
遺棄・虐待の禁止(置き去り・置き去り同然が争点になりやすい)
動物愛護管理法の中でも、災害時に最も誤解が起きやすいのが「置き去りは違法か」という論点。法律としては、動物の遺棄や虐待を禁じる枠があり、意図・状況・結果によって評価が分かれうる。
たとえば「避難の混乱で一時的に離れた」と「戻る見込みがないのに置いていった」は、同じ“離れる”でも意味合いが変わる。ここがSNSで断定に寄りやすいポイントで、責任論が過熱しやすい。判断が必要な場面では、自治体や現場の案内(避難所運営、動物病院、獣医師会の相談窓口等)に繋いで事実関係を整理する動きが現実的になりやすい。
出典:e-Gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」/令和7年6月1日施行(現在施行の表示)
迷惑防止・安全配慮(咬傷事故、鳴き声、排泄物、アレルギー配慮の土台)
避難所・車中避難・在宅避難のどれを選ぶ場合でも、トラブルになりやすいのは「周囲の安全・衛生・生活動線」。法律は避難所の細かな運営方法までは決めない一方で、動物の飼養に伴う危害や著しい迷惑が生じにくい状態へ配慮する考え方が背景にある。
そのため、避難所での掲示や運営ルール(受け入れ、分離スペース、同伴避難の可否、給水や支援物資の扱い)が地域で違っても、「咬傷事故」「逸走(脱走)」「鳴き声」「排泄物」「アレルギー」などの論点は、責任の整理対象として残りやすい。
出典:e-Gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」/令和7年6月1日施行(現在施行の表示)
犬に関しては「登録・注射」など別枠の義務がある(狂犬病予防法)
犬の飼い主は、狂犬病予防法にもとづく登録や予防注射などの義務がある。災害時は通信障害や停電で情報が途切れやすく、避難所の受け入れ条件として「鑑札・注射済票」「証明書」などが話題になりやすいが、実際の確認は自治体の案内(更新日)と避難所運営の掲示で差が出やすい。
法律で決まる義務と、避難所の運用で求められる持参物は一致しないこともあるため、ここは混同しない方がトラブル回避に繋がりやすい。
出典:e-Gov法令検索「狂犬病予防法」/平成28年4月1日施行(現在施行の表示)
法律“だけ”では決まらない実務(避難所受け入れ・分離運用・物資・給水・同室可否)

法律は「飼い主が負う基本の責任」を示しますが、災害時に実際に揉めやすいのは、避難所や地域での“運用”の部分です。受け入れ可否、同室の可否、ペットの置き場所、物資や給水の回し方は、国の指針→自治体計画→避難所の掲示・受付案内の順で具体化され、同じ自治体でも避難所ごとに差が出ることがあります。
出典:環境省「ペットの災害対策」/更新日:ページ表記なし(閲覧日:2026年1月17日)
受け入れの可否は「法律」より「施設条件と運営の現実」で割れる
避難所は、災害発生直後は命を守るための場所として誰もが避難してきます。その後、一定期間の生活の場になるにつれて、共同生活を成立させるためのルールが作られます。ペットについても、どこで過ごすか(屋内・屋外・車中・テント等)/動線/分離スペース/預け先案内などが、避難所の条件を前提に決まりやすくなります。
出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン 災害への備えチェックリスト(全体版)」/発行:令和3年3月(PDF表紙)
「受け入れできない避難所がある」こと自体も、自治体側が平時に公表しておく前提で整理されています。飼い主側は、この“差が出る前提”を知っているだけで、当日の混乱が減りやすくなります。
出典:環境省「避難所等におけるペット連れ被災者への対応」/発行:令和3年3月(チェックリスト全体版の発行情報に基づく)
「同行避難」と「同伴避難」は別で、意味のズレがトラブルの火種になる
現場で最もズレやすいのがこの言葉です。環境省のガイドライン総説では、同行避難は“移動を伴う避難行動”であり、避難所でペットを同室飼養する意味ではない、という整理が示されています。また、同伴避難という言葉も紹介されつつ、同伴避難であっても同室飼養を意味しない点に注意が必要とされています。
出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン(総説)」/発行:平成30年3月(環境省)
この整理に沿うと、次のように考えると噛み合いやすくなります。
- 同行避難:危険な場所から、ペットと一緒に安全な場所へ避難する(行動)
- 同伴避難:避難所でペットを連れて過ごす状態を指す言葉として使われることがあるが、同室を保証する言葉ではない(状態)
分離運用(別スペース・動線)は“責任の実務”として位置づきやすい
避難所の運営側は、アレルギーのある人、動物が苦手な人、乳幼児、高齢者など多様な避難者を同じ空間で支えます。そのため、ペットの飼養場所と居住空間を分け、動線も含めて接点を減らす、という考え方がチェックリストの解説で示されています。
出典:環境省「避難所等におけるペット連れ被災者への対応」/発行:令和3年3月(チェックリスト全体版の発行情報に基づく)
飼い主側の責任は「連れて行けるか」だけでなく、共同生活を壊さない管理(鳴き声・排泄・衛生・逸走防止・咬傷事故の予防)まで含めて問われやすくなります。ここが曖昧だと、同伴可否以前に“受け入れが難しい”判断に寄りやすくなります。
物資・給水は「届く前提」より「届くまで回す前提」が安全につながる
支援物資や給水の状況は、被害規模や物流、避難所の運営体制で変わります。チェックリスト側でも、獣医師会や愛護団体などとの連携、物資支援を受けやすくする準備といった論点が整理されています。
出典:環境省「避難所等におけるペット連れ被災者への対応」/発行:令和3年3月(チェックリスト全体版の発行情報に基づく)
実務としては、次の“詰まりやすい部分”を先に想定しておくと判断が速くなります。
- 停電:夏は熱中症、冬は低体温に寄りやすい(空調・保温の制約)
- 断水:飲水だけでなく、トイレ・衛生(消毒)・食器洗いが滞る
- 物資:配布があっても犬猫用が十分とは限らない場合がある
SNSは「一次情報へつなぐ入口」と「責任判断の根拠」を分けて扱う
災害時は、責任論を煽る投稿や、地域が違う掲示物のスクショが回りやすくなります。SNSは情報に触れる入口として便利でも、受け入れや同室可否などの根拠は、自治体の発表・避難所の掲示・受付での案内に寄せたほうが地域ズレを減らしやすくなります。
出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン 災害への備えチェックリスト」/発行:令和3年3月
国の指針・ガイドラインが“責任の現実ライン”を作る理由(法令ではないが基準になりやすい)

法律の“空白”を埋めるために作られている
法律は「最低限の線引き(禁止・義務・基本責任)」を示しますが、災害時の現場で必要になる細部――たとえば「同行避難の受け入れ準備」「避難所内の区画」「情報提供の方法」「関係機関の連携」――までは規定しきれません。
環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」は、自治体等が地域の実情に応じて対策を検討する際の参考資料として、役割分担や時系列の対応を整理する立て付けになっています。出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」/(ページ掲載・分割版の案内)
「守らないと違法」ではなく、「揃えておくと揉めにくい」基準になる
ガイドラインは法令ではないため、単体で罰則を生む仕組みではありません。一方で、避難所運営は短時間でルールを作り、複数機関が同じ前提で動く必要があります。そこで、全国で共通理解を作りやすい指針が“基準”として参照されやすくなります。
その根拠のひとつが、ガイドラインの中で「平常時と災害時の役割(飼い主、自治体、獣医師会、民間団体など)」を整理している点です。出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン(目次等)」/平成30年2月・環境省(PDF表記)
「自助が基本」という前提が、責任の“現実ライン”を決めやすい
ガイドラインは、災害対応における基本的視点として、飼い主の備え(自助)の重要性を扱っています。ここは「行政が何でも提供する/飼い主が全部背負う」の二択ではなく、避難所運営が成立するために飼い主側で担う部分が大きいという前提を共有する役割を持ちやすいところです。出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン(目次・基本的視点)」/平成30年2月・環境省(PDF表記)
この前提があると、避難所側のルール(分離運用、衛生、逸走防止)も「生活を守るための運営」として説明がつきやすくなり、飼い主の責任も“道徳”ではなく“共同生活の成立条件”として整理されやすくなります。
自治体が使いやすい「具体ツール」が用意されている
ガイドラインは理念だけでなく、自治体や現場がそのまま使える資料(様式例やチェックリスト等)が整備されています。たとえば環境省は、指定避難所等を運営する自治体向けに「災害への備えチェックリスト」を公表しており、避難所の受け入れ準備や対応項目を点検できる形になっています。出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン 災害への備えチェックリスト」
このチェックリスト発行については、内閣府の防災広報でも紹介されています。出典:内閣府「防災情報のページ(ぼうさい)」/令和3年度 第101号(環境省が同年3月にチェックリストを発行)
「受け入れできない避難所があり得る」前提を明文化している
現場で揉めやすいのは、「連れて行く=どこでも受け入れられる」と受け取られてしまうケースです。チェックリストの解説では、平時から“受け入れ可能な避難所の存在や受入方法”を公表しているか、といった観点が示されています。出典:環境省「避難所等におけるペット連れ被災者への対応」/チェックリスト解説(PDF)
この前提があることで、飼い主の責任も「連れて行けるか」だけではなく、受け入れ先の確認・代替案(在宅避難、車中避難、一時預け等)まで含めた準備として整理しやすくなります。
改訂が進むのは「現場の検証結果」が責任ラインに直結するから
ガイドラインは固定された教科書というより、災害対応の検証を踏まえて更新されていく性格があります。環境省は、令和6年能登半島地震等の対応状況を検証し、ガイドライン改訂に向けた検討会を開催する旨を公表しています。出典:環境省 報道発表「『人とペットの災害対策ガイドライン』の改訂等に係る検討会(第1回)の開催について」/公表:2025年10月23日、開催:2025年10月29日
「発表元と日時」を揃える姿勢が重要になるのは、こうした更新の動きが現場運用に影響しやすいからです。
自治体(条例・地域防災計画)と避難所ルールの関係(地域差が出る理由)

地域差が出るのは「決める場所」が自治体側に寄っているから
国のガイドラインは、自治体が地域の状況に応じた対策を検討するための“参考”として作られていて、被災ペット対応は 災害の種類・規模・季節・地域の体制整備状況で異なり得る、という前提が明記されています。つまり、同じ日本でも一律運用になりにくい。
出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン(総説)」/発行:平成30年3月(環境省サイト掲載)
その上で、現実の“責任の線引き”は、だいたい次の順で具体化されます。
- 国(指針):基本の考え方と、自治体が検討するための枠組み
- 自治体(条例・地域防災計画・要綱・通知):地域の方針、受け入れ先の整理、連携体制の明文化
- 避難所(掲示・受付・担当者案内):当日の動線・区画・同室可否・持ち込み条件などの最終形
この「最後は避難所の運営で決まる」構造が、地域差(さらに同じ市内でも避難所ごとの差)を生みやすくします。
出典:環境省「ペットの災害対策」/掲載情報(平成30年3月ガイドライン、令和3年3月チェックリスト等)
自治体の文書は、ルールの“根っこ”になりやすい
自治体が作る地域防災計画などには、ペットに関する記載の有無や、同行避難の扱い、避難所での受け入れ方法、逸走時の対応、獣医師会等との連携などが入ることがあります。ただし、「記載がある=必ずこう運用される」ではなく、方針や役割分担の置き場所として機能しやすい、というイメージが近いです。
環境省は、自治体の防災計画等におけるペット記載状況を一覧化した資料を公開していて、自治体によって「同行避難の受け入れ」「屋内受け入れ」「同伴(同室)受け入れ」などの記載が分かれる形になっています。
出典:環境省「防災計画等における動物愛護管理の記載状況」/基準日:令和6年4月1日現在
「条例」が関わると、飼い主責任の“表現”が変わることがある
自治体によっては、動物愛護に関する条例側で、災害時の同行避難や逸走対策に触れている場合があります。上の一覧には、地域防災計画の文章として「飼い主は条例に基づき同行避難を行う」等の記載例も含まれています。
出典:環境省「防災計画等における動物愛護管理の記載状況」/基準日:令和6年4月1日現在
このタイプの地域では、「法律+条例」で“飼い主責任”が語られる場面があり、同じ言葉でも読まれ方が変わりやすくなります(内容の確認は各自治体の原文と更新日で揃えるのが安全です)。
避難所ルールがブレるのは「施設の条件」と「運営の成立条件」が違うから
避難所の受け入れルールは、地域防災計画の方針を踏まえつつも、最終的には施設と運営の条件に引っ張られます。たとえば、同じ自治体でも次の要素で運用が変わりやすいです。
- 屋内に分離スペースを取れるか(冬季・悪天候を含む)
- 動線(受付〜居住区〜トイレ〜屋外)の作りやすさ
- 人員(運営担当・支援者)と、掲示・登録・管理の負荷
- アレルギー等への配慮を成立させる区画設計
- 近隣に一時預け先(救護施設等)を確保できるか
このため「自治体の方針は同行避難を基本」とされていても、避難所到着後は 掲示→受付→担当者案内で運用を確認する必要が出やすいです。
出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン 災害への備えチェックリスト」/掲載:環境省サイト、チェックリスト表記:令和3年3月
“確認のコツ”は「自治体の方針」と「避難所の当日運用」を分けて見ること
地域差がある前提を受け入れると、責任の整理が現実的になります。
- 自治体のページ・地域防災計画(更新日つき):受け入れ方針、対象避難所、連絡先、協定(獣医師会等)が載りやすい
- 避難所の掲示・受付案内(掲示日・運営主体):同室可否、置き場所、動線、排泄物処理、登録票の要否など“今日のルール”が載りやすい
- 環境省の指針・チェックリスト(発行年つき):自治体・避難所側が準備項目を整える時の基準になりやすい
平時に整える:責任を果たしやすくする準備(脱走防止・持ち物・連絡先・登録情報)

災害時の「飼い主の責任」は、発災してから突然増えるというより、平時の整え方がそのまま現場の安心とトラブル回避に繋がりやすい。環境省の「ペットの災害対策」でも、十分な水や食料・常備薬の用意、避難所や避難ルートの確認、基本的なしつけ、キャリーやケージに慣らすことなどが示されています。
出典:環境省「ペットの災害対策」/発行・更新日:ページ表記なし(閲覧日:2026年1月17日)
出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」/発行:平成30年3月(環境省の災害対策ページ内の記載)
① 公式情報の“置き場所”を決める(更新日・発表元で迷わない)
通信障害があると、SNSの断片が先に届きやすくなります。責任判断の根拠はSNSではなく、一次情報(自治体の公式情報・避難所の掲示)に寄せておくと地域ズレが起きにくい。平時のうちに「どこを見るか」を固定しておくと、災害時のデマ回避に効きます。
- 自治体の防災ページ(避難所、受け入れ、給水、支援物資、連絡先)
- 環境省の災害対策ページとガイドライン(全国共通の考え方)
- 避難所ルールは“当日の掲示”で更新される前提(掲示・受付・運営担当の案内)
自治体ページは更新日が明記されていることが多く、更新日の確認がしやすい例があります。
出典:南風原町「【ペットと災害】日頃からの備え、できていますか?」/更新日:2025年1月7日
② 迷子・脱走防止を“最優先の準備”として固める
迷子や逸走は、責任論が揉めやすいだけでなく、保護・照合の負担も跳ね上がります。平時に強いのは「逃げない構造」と「身元が分かる状態」の2つです。
- ドア・窓・網戸のすき間対策(在宅避難でも有効)
- キャリー/クレートに“入れる・落ち着ける”状態(同行避難の現実ライン)
- 首輪・迷子札・連絡先の記載(電話がつながりにくい想定で複数手段)
環境省は、避難時に同行避難できるようキャリーバックやケージに慣らすこと、避難所や避難ルートの事前確認を挙げています。
出典:環境省「ペットの災害対策」/発行・更新日:ページ表記なし(閲覧日:2026年1月17日)
③ 備蓄は「給水・停電で詰まる所」から逆算する
支援物資や給水は、いつ・どこで・どれだけ届くかが読みにくい。受け入れの現場(避難所運営)でも、ペット分が十分とは限りません。そこで、最低限を自助で回せる設計に寄せると、責任の実務が軽くなります。
- 水:飲水だけでなく、衛生(食器・排泄物処理)まで含めて考える
- 停電:夏は熱中症、冬は低体温に寄りやすい(温度管理の手段を複線化)
- 常備薬・療法食:動物病院にすぐ繋がらない可能性も想定
- 排泄物処理:猫砂・袋・消臭など(避難所のルール確認で持ち込み可否が変わりうる)
避難所運営側の準備項目をまとめた資料として、環境省の「災害への備えチェックリスト(令和3年3月)」が公開されています。避難所の受け入れや、避難所等で必要になるポイントが整理されており、飼い主側の準備の“抜け”を点検する目安にもなります。
出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン 災害への備えチェックリスト」/発行:令和3年3月(環境省の災害対策ページ内の記載)
出典:内閣府「防災情報のページ」/掲載内容:環境省が3月にチェックリストを発行した旨
④ 避難所ルール確認は「自治体→当日掲示」の順で組む
同伴避難(同室可否)や受け入れ条件は、自治体の方針だけで確定しないことがあります。避難所ごとの掲示や受付案内で調整が入る前提を持っていると、現場で揉めにくい。
- 平時:自治体ページで「ペット受け入れ」「同行避難」「避難所一覧」「注意事項」を確認(更新日つき)
- 発災時:避難所の掲示・受付で、運営のルール確認(掲示・案内が最新版)
- 受け入れ不可のとき:車中避難/在宅避難/別避難所/一時預けの分岐を想定しておく
環境省は、居住地域の避難場所についてペットとの同行避難が可能か事前確認し、可能な場合の注意事項を自治体に確認することを挙げています。
出典:環境省「ペットの災害対策」/発行・更新日:ページ表記なし(閲覧日:2026年1月17日)
⑤ 「連絡先」を役割で分けてメモしておく(相談先の混線を防ぐ)
責任の実務は、相談先が混線すると止まりやすい。連絡先は“役割別”にしておくと、迷いが減ります。
- 自治体:避難所、受け入れ、給水、支援物資、ルール確認
- 避難所運営:掲示内容、区画、動線、排泄物処理、当日運用
- 動物病院:外傷、持病、薬、熱中症・低体温の判断
- 獣医師会:災害時の医療支援情報や連携窓口が案内される場合がある
⑥ SNSは「一次情報に辿り着く入口」として使う
災害時は、責任論の煽りやスクショ拡散が起きやすい。SNSは役立つ一方で、地域ズレや更新日欠落が混ざりやすいので、使い方を割り切るとブレにくいです。
- SNS:自治体公式・報道・公的機関の“発表に辿り着く入口”
- 根拠:自治体の公式情報(更新日)+避難所の掲示(当日運用)
発災直後の優先順位(人命優先/避難情報/停電断水)と飼い主が迷いやすい判断

最優先は「命の危険から離れる」判断(避難情報は“出る前”に動く設計)
発災直後は、状況が把握しきれないまま危険が先に迫ることがあります。避難情報は「出たら避難」ではなく、危険が高まる前から動けるように作られていて、警戒レベル4(避難指示)までに危険な場所から離れる行動が想定されています。
気象庁の警戒レベル相当情報も、市町村の判断材料として位置づけられており、自治体の避難情報とあわせて見ると迷いが減りやすいです。
ペットの同行避難を考える場面でも、環境省資料は「災害時には何よりも人命が優先される」前提を置いた上で、飼い主責任による同行避難を想定して整理しています。
ペット対応は「短時間で安全を上げる順」に並べると判断がブレにくい
発災直後は、落下物・余震・浸水・土砂などで室内外のリスクが変わりやすく、長時間の探索や説得が難しい場合があります。責任の実務としては、次のように“短時間で事故を減らせること”が優先されやすいです。
- 逸走(脱走)を防ぐ:玄関や窓の開閉が増えやすいタイミングほど、迷子リスクが上がりやすい
- 移動の安全を確保する:リード/キャリー/クレートなど、運搬中の飛び出しを減らす道具が役に立つ
- 周囲への安全配慮を確保する:パニックによる咬傷や接触事故を避ける意味でも、近距離のコントロールが重要になりやすい
同行避難は「ペットと共に移動を伴う避難行動」を指し、避難所で同室飼養を意味しない点がガイドラインで整理されています。発災直後は特に、この定義を知っていると「連れて避難する」と「同室で過ごせる」を切り分けやすくなります。
迷いやすい分岐は3つ(在宅避難/車中避難/避難所)で、軸は“危険度”
発災直後に混乱が起きやすいのは、「避難所へ行くべきか」よりも、「今いる場所は危険か」の判断です。国の避難情報は“危険な場所から離れる”行動を促す設計になっていて、危険度が高いときはまず安全確保へ寄せる考え方が前提になります。
ペットと一緒の行動では、次のような分岐が現実的になりやすいです。
- 避難が必要な危険が迫っている:同行避難(移動して安全な場所へ)が中心
- 自宅が安全で生活が回る見込みがある:在宅避難が選択肢に入りやすい(自治体が在宅避難を勧める場合がある旨もガイドラインで触れられています)
- 避難所の受け入れ状況や混雑が読めない/同伴が難しい:車中避難が“つなぎ”として出てくることがある(ただし体温管理と給水が課題になりやすい)
この分岐は「正解が一つ」になりにくく、自治体の案内・避難所の掲示・当日の運営で条件が変わり得る、という前提が残ります。
情報収集は「一次情報を複線化」すると強い(通信障害・デマ対策)
発災直後は通信が不安定になりやすく、SNSの断片が先に届くことがあります。行動判断に使う情報は、一次情報を複数ルートで押さえるとブレにくいです。消防分野でも、情報は変質しやすいこと、多重的な情報ルート確保や共有の重要性が整理されています。
実務で回しやすい優先順(例)
- 市町村の避難情報(警戒レベル、避難所開設、給水)
- 気象庁の警戒レベル相当情報(大雨・洪水・土砂など)
- 避難所の掲示・受付案内(受け入れ、動線、同伴可否、置き場所)
- 国の資料(用語整理や原則の確認:同行避難の定義など)
SNSは「公式発表へ辿り着く入口」としては使えますが、責任判断の根拠は発表元と日時が揃った情報へ寄せる方が安全です。
停電・断水は「体調管理が崩れやすい順」に手当てを考える
停電や断水は、避難所でも在宅でも起き得て、犬猫の体調と衛生に影響が出やすいです。発災直後は特に次の順で“詰まり”が出やすくなります。
- 温度:暖房・冷房が止まると熱中症/低体温に寄りやすい(季節で逆転する)
- 水:飲水だけでなく、口や体の清潔、排泄物処理が回りにくくなる
- 医療:常備薬・療法食・持病の情報が途切れると判断が難しくなる
避難所側の準備項目を点検する資料として、環境省は自治体向けのチェックリスト等も公表しています。発災直後の現場がどこで詰まりやすいかを把握する参考になります。
避難所到着後の確認手順(掲示→受付→担当者/質問テンプレ)

避難所に着いた後は、「連れて来られた」ことと「どこで・どう管理できるか」は別になりやすい。同行避難は“避難行動”で、同室での飼養を意味しない点もガイドラインで整理されています。
現場では、掲示と受付案内が“今日の最新版”になりやすいので、順番を固定すると迷いが減ります。
1)掲示を見る(入口〜受付周辺)
最初に見るのは、避難所の掲示(紙・ホワイトボード・案内板)です。避難所ごとのルールはここにまとまりやすく、書き込みスペースを設けて情報収集する運用例もガイドライン側で触れられています。
掲示で拾いやすい項目の例
- ペットの出入り口(動線)と待機場所
- ペット飼育スペース(屋内/屋外/別室)の場所
- 同伴(同室)可否の扱い、分離運用の方針
- 受付手順(登録票の有無、順番)
- 排泄物処理・ゴミ出し・消臭のルール
- 給水・支援物資の受け取り方(ペット分の扱いがあるか)
- アレルギー等への配慮(接触を避ける動線・区画)
避難所等での対応チェックリストでも、平時から「受け入れ可能/できない避難所の公表」や、アレルギーのある人との住み分け・動線の検討などが重要項目として整理されています。
2)受付で伝える(事実だけを短く)
受付は「交渉の場」というより、運営が混乱しないように情報を揃える場所になりやすいです。ガイドラインには、同行避難動物の登録票や管理台帳などの様式例も用意されています。
受付で先に伝えると通りやすい情報(例)
- 犬/猫、頭数、サイズ感(小型・中型などの目安)
- キャリー/クレートの有無(避難所内での管理方法に影響しやすい)
- 体調面の注意点(持病、投薬、暑さ寒さの弱さ)
- パニックになりやすい・吠えやすい等(事故防止のための共有として)
- 緊急連絡先(通信障害も想定して複数の手段)
受付で詳細を長く説明するより、「運営に必要な情報を揃える」目的で短く共有した方が回りやすいことがあります(その後に担当者確認へ回すイメージ)。
3)担当者(避難所のペット対応担当)で“確定情報”を押さえる
掲示と受付で概略が分かったら、最後に担当者に「今日の運用」を揃えます。チェックリスト側でも、防災担当部局と動物愛護管理部局の連携、支援要請先の確保(獣医師会や愛護団体など)、ペットの預け先準備などが整理されています。
ここは“責任の線引き”が現場運用に変換される地点なので、更新日時と根拠の置き場所を確認しておくと、揉めにくくなります。
確認の観点(例)
- この避難所のペットルールは「掲示が最新版」か/更新した時間帯
- ペット飼育スペースの場所と、出入りの動線(人の動線と交差しない設計か)
- 夜間の扱い(見回り、鳴き声トラブル時、体調急変時)
- 受け入れが難しい場合の代替(別避難所、在宅避難、車中避難、一時預け等)
質問テンプレ(そのまま使える短文)
状況に合わせて、必要なものだけ選べる形にしておくと会話が短くまとまりやすいです。
- 「ペットの出入り口と動線はどこ扱いになりますか?」
- 「ペットの飼育スペースはどこで、屋内/屋外のどちらですか?」
- 「同伴(同室)について、この避難所の扱いはどうなっていますか?」(同行避難=同室ではない前提の確認)
- 「受付で必要な書類や記入はありますか?」(登録票・台帳など)
- 「排泄物の処理場所と、ゴミの出し方のルールはありますか?」
- 「給水や支援物資は、受け取り方や時間帯が決まっていますか?」
- 「アレルギーのある方への配慮として、近づかない区画や注意点はありますか?」
- 「体調が悪化したときの連絡先(動物病院・獣医師会等)は、掲示や案内がありますか?」
- 「受け入れが難しい場合、代替先の案内はどこで確認できますか?」(事前の情報提供の観点)
置き去り・留守番・在宅避難の線引き(安全と責任のバランス)

「置き去り」と「一時的な留守番」が混同されやすい
災害時は、家を離れる行為がすべて同じに見えやすく、「置き去り=違法」と断定が広がることがあります。法律面では、動物の遺棄が禁止されており、状況によっては責任が問われる可能性が出ます。出典:e-Gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」(遺棄の禁止・罰則の規定あり)
一方で現実には、発災直後の避難・片付け・給水確保などで、短時間だけ離れざるを得ない場面も起き得ます。そこで重要になるのが「離れる/離れない」ではなく、その間に動物の安全が保てるか、戻れる見込みがあるか、逸走や事故を増やさないかという整理です(法律だけで白黒が付かない実務が残りやすい部分)。
線引きの軸は3つ(命の危険/戻れる見込み/安全に待てる条件)
迷いが出たときは、次の3軸で考えると整理しやすくなります。
- 命の危険が迫っているか:避難指示が出ている、家屋損壊や浸水・火災のリスクが高いなど
- 戻れる見込みがあるか:時間・移動手段・安全確保の見通し
- 安全に待てる条件があるか:水・温度・逸走防止・倒壊物・誤飲のリスクが抑えられるか
環境省の資料でも「自宅が危険な場合や避難指示が出ている場合は、ペットと避難場所に同行避難する」旨が示されており、危険度が高いときは“同行避難側へ倒す”考え方が前提になります。出典:環境省「災害後にペットと過ごす注意点」(PDF)
在宅避難が現実的になりやすいケース(ただし条件つき)
在宅避難は「避難しない」ではなく、危険が低い場所に留まる避難の形です。自宅の安全が保てる状況では、犬猫のストレスや逸走リスクを下げやすい一方、停電・断水・余震・火災などで条件が崩れる可能性があります。
在宅避難を選びやすい条件の目安(例)
- 建物の安全が担保され、余震・風水害のリスクが上がりにくい
- 水と体温管理(暑さ寒さ)の見通しが立つ
- 室内の逸走防止(ドア・窓・網戸)、落下物・誤飲リスクを下げられる
「避難所か在宅か」は自治体の案内や地域の状況で変わり得るので、公式情報(更新日つき)とセットで判断するのがブレにくいです。出典:環境省「ペットの災害対策」。
留守番が現実的になり得るのは「短時間」「安全が担保できる」場合に寄る
短時間の離席(給水・物資の受け取り、家族の安否確認など)が必要になることがあります。このときは「置き去りに見える状況」を増やすより、事故を増やさない管理に寄せたほうが結果として責任を果たしやすくなります。
留守番の“安全側”に寄せる観点(例)
- ケージ/クレート等で落下物・誤飲のリスクを下げる(猫の逸走対策にも寄りやすい)
- 充分な水、温度変化への対策(停電前提だと暑さ寒さが急に厳しくなる)
- ドアの開閉が増える場面ほど逸走しやすいので、戻った直後の動線も含めて対策する
環境省は、避難所では人とペットが別の場所で生活し、世話は飼い主が行うのが原則であること、決められたルールに従うことなどを示しています。これは「一緒にいる/離れる」以前に、管理の責任が飼い主側に残ることを前提にした整理として読めます。出典:環境省「災害後にペットと過ごす注意点」(PDF)
「同行避難したのに同室できない」場面で、置き去りが起きやすい
避難所での同室可否は現場運用で変わり得ます。ここで「連れてきた=同室できる」と思い込むと、行き場がなくなって置き去りや逸走に繋がりやすい。
環境省の一般飼い主向け資料では、同行避難は避難行動を指す言葉で、避難所で人と同室で飼養管理することを意味しないと整理されています。出典:環境省「災害、あなたとペットは大丈夫?」(PDF)
この前提があると、現場で詰まったときに「別スペースでの管理」「施設に預ける」「在宅避難へ切り替える」など、次の選択肢へ移りやすくなります。環境省資料でも、避難所に入れない場合などに自治体の収容施設、動物病院、動物保護団体等に預ける可能性や、条件の確認に触れています。出典:環境省「災害後にペットと過ごす注意点」(PDF)
「置き去りにしない」ための実務的な線引き(まとめの判断メモ)
現場で迷いやすい判断を、短い言葉にすると次の形が近いです。
- 危険が高い:同行避難へ寄せる(人命優先の枠の中で、逸走を防ぎながら移動)
- 自宅が安全で生活が回る:在宅避難が選択肢になり得る(公式情報で更新日確認)
- 短時間だけ離れる必要がある:安全に待てる条件を作れているかで判断(条件が崩れるなら、預け先や同行避難へ切り替える)
- 戻る見込みが薄い状態で置く:遺棄に該当する可能性が出るため、早い段階で自治体等の窓口へ繋いで選択肢を探す
迷子・脱走が起きた時の動き(届出先・掲示・照合/更新日)

迷子・脱走の場面は「探し回る」より先に、届出→掲示→照合の流れで“連絡が戻る状態”を作る方が回りやすいです。災害時は自治体等が行方不明動物の届出受付、情報収集・情報提供を行う想定も整理されています。
出典:環境省「災害発生時の動物救護対策(災害時におけるペットの救護対策ガイドライン)」/発行:2013年(PDF)
① まず整える「照合に必要な情報」(5分で揃う範囲)
届出や掲示で詰まりやすいのは「特徴が伝わらない」「連絡先が届かない」「登録情報が古い」の3つです。最低限、次をまとめておくと照合が早くなります。
- 最近の写真(全身+顔、特徴が分かるもの)
- 名前/性別/年齢の目安
- 毛色、体格、首輪の有無、傷・柄などの特徴
- 最後にいた場所と時間(だいたいでOK)
- 連絡先(電話が難しい場合に備え、家族・知人など複数にしておく発想)
- マイクロチップ番号が分かる場合は番号(犬猫)
マイクロチップ登録の手続きや問い合わせ先が案内されており、登録情報が最新だと照合が進みやすくなります。
出典:環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録 よくある質問」/更新情報:ページ内で案内(コールセンター案内あり)
② 届出先は「自治体+警察」の2本立てで動かす
迷子は、保護された場所によって情報の集まり方が分かれます。日本獣医師会の案内では、保健所・自治体(動物愛護センター等)と、交番・警察署(遺失物の届出)への連絡が挙げられています。
出典:公益社団法人 日本獣医師会「迷子動物について」/更新日:ページ表記なし(閲覧日:2026年1月17日)
- 自治体側:動物愛護センター/動物管理センター/保健所(地域により名称が異なる)
- 警察側:交番・警察署(遺失物としての扱いが絡むことがある)
災害時は避難所や相談窓口で情報掲示が行われることもあるため、「避難所の掲示」も並行して押さえるとズレが減りやすいです。
出典:環境省「災害発生時の動物救護対策」/発行:2013年(避難所掲示・相談窓口の例)
③ 掲示は「個人情報を薄く、識別情報を濃く」
ポスターや掲示は発見につながる一方、連絡先の出し方でトラブルが起きることがあります。日本獣医師会は、許可を得た場所での掲示を紹介しつつ、個人情報の掲載に注意する旨を示しています。
出典:公益社団法人 日本獣医師会「迷子動物について」
掲示で“濃くしたい情報”(例)
- 写真(大きめ)
- 特徴(首輪・毛色・体格・柄・傷など)
- いなくなった場所(町名レベルなど、広すぎない範囲)
- 連絡手段(代表電話+家族など、一本化しすぎない工夫)
掲示は避難所や相談窓口でも行われた例が紹介されています。
出典:環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」/発行:2013年(掲示例)
④ 照合は「環境省の検索+自治体リンク+再連絡」で回す
保護・収容情報は、自治体のサイトに載る場合があります。環境省の「収容動物検索情報サイト」は、自治体の収容情報・譲渡情報を掲載している自治体サイトへのリンク集として案内されています。
出典:環境省「収容動物検索情報サイト」/更新日:ページ表記なし(閲覧日:2026年1月17日)
照合の回し方(例)
- 環境省の検索サイトで該当自治体リンクを辿る(毎日更新されるとは限らない前提)
- 自治体(愛護センター等)へ再連絡:収容直後はWebに反映されないこともあり得る
- 警察にも再確認:保護届の入り口が警察側に寄るケースもあり得る
- 避難所の掲示・相談窓口:災害時はここに情報が集まる場合がある
環境省のサイト内にも、迷子になった場合の導線(自治体サイトへのリンク)が用意されています。
出典:環境省「迷子にさせてしまったら(収容動物検索情報サイト)」/更新日:ページ表記なし(閲覧日:2026年1月17日)
⑤ “更新日”でズレを防ぐコツ(災害時ほど効く)
災害時は情報が早く変わり、スクショや転載で「古い条件」が残りやすいです。確認するたびに、次の2点をセットで見るとズレが減ります。
- 発表元(自治体/避難所運営/公的機関)
- 更新日・更新時刻(掲示の場合は掲示日でもよい)
インターネット上の偽・誤情報は、救命・救助や復旧の妨げになり得るという注意喚起も公的に示されています。
出典:内閣府 防災「災害時におけるインターネット上の偽・誤情報について」/掲載:2025年度(ページ内)
デマ回避(責任論の煽り、スクショ、地域ズレ、更新日欠落)

災害時は情報が足りない状態で不安が強まりやすく、SNSや投稿サイトで“断定口調の責任論”や“それっぽいスクショ”が広がりやすくなります。公的機関も、偽・誤情報が救命・救助や復旧の妨げになり得る点、募金や支援に見せかけた不確かな投稿が拡散された例がある点を注意喚起しています。
責任論デマが起きやすい型(ペット防災で多いパターン)
責任の話は感情が乗りやすく、次の型で“広まりやすい文章”になりがちです。
- 二択化:「飼い主が全部自己責任」vs「行政が全部やるべき」
- 強い断定:「違法確定」「絶対に受け入れない」「連れて行くのは禁止」
- スクショだけ:発表元・地域・日時が見えない掲示物画像だけが回る
- 地域ズレ:別自治体のルールや、過去災害時の掲示が“いまの自分の地域”の話として流れる
- 更新日欠落:「最新」と言いながら、いつの情報か分からない
偽・誤情報の典型として「支援・施設利用に関する不確かな情報」「募金を求める投稿」「不審者注意を促す不確実な投稿」などが挙げられており、ペット関連でも同じ構造が起きやすいです。
スクショ・転載を見たときの“確認の順番”(3点だけでズレが減る)
スクショや切り抜きは便利ですが、検証の手がかりが落ちやすいです。短時間でズレを減らすなら、次の3点を先に見ます。
- 発表元:自治体(市町村)か、避難所運営か、公的機関か
- 更新日時:更新日・更新時刻、掲示日(少なくとも日付)
- 対象範囲:どの避難所/どの地区の話か(地域名があるか)
「画像が過去災害の使い回し」など、曖昧な投稿は注意が必要という自治体の注意喚起もあります。
「SNSは入口、根拠は一次情報」へ戻すルートの作り方
SNS自体を切り離すより、一次情報に戻る導線として使う方が現実的になりやすいです。
- 一次情報の候補:自治体の防災ページ、避難所の掲示、環境省の関連ページ
- SNSの使い方:投稿本文を“結論”として扱わず、発表元のページへ飛ぶための入口にする
公的機関側でも「不確かなものの安易な拡散を控える」「公的機関の情報を確認する」方向で注意喚起されています。
気象庁も、ソーシャルメディアは情報発信を目的とする運用方針を示しており、公式発表に接続する入口として整理しやすいです。
「地域ズレ」の見抜き方(ペット受け入れは自治体・避難所で差が出る)
ペットの受け入れは、自治体方針+避難所運営で差が出ます。たとえば、自治体ページでも「同行避難は可能だが、避難所では屋外飼育」「必要物品は飼い主が用意」といった具体の運用が示されることがあります。
別の自治体の運用をそのまま持ち込むと、現場で摩擦になりやすいので、「自分の市町村名+更新日」が見える一次情報へ戻るのが安全です。
「更新日欠落」を見たら、一段だけ慎重に(最新のつもりが古いことがある)
“最新情報”という言葉は強いですが、更新日がない情報は最新かどうか判断しにくいです。自治体ページでも更新日を明記している例があり、更新日があるだけで信頼性と実務性が上がります。
環境省もガイドラインの改訂検討を進めているため、「いつの版か」が重要になりやすいです。
“責任論の煽り”に巻き込まれにくくする短い判断メモ
- 感情が強い断定ほど、一度「発表元・更新日・地域」を探す
- スクショ単体は、掲示の原本(避難所)か、自治体ページに戻して照合する
- 募金・支援・救助要請系の拡散は、特に一次情報に戻してから判断する
- 迷ったときは、自治体の公式発表(更新日つき)と避難所の掲示(当日版)を優先する
よくあるQ&A(「置き去りは違法?」「断られたら?」「証明書は必要?」など)
Q1. 置き去りは違法になる?
状況によって評価が分かれる可能性があります。動物の遺棄は法律で禁止されていて、戻る見込みがない形で残す、危険を放置する、といった事情が重なるほど問題になりやすいです。
出典:e-Gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」/更新日:法令ページで確認(閲覧日:2026年1月17日)
一方で、発災直後は避難や情報確認で短時間だけ離れる場面も起き得ます。判断に迷うときは「命の危険が高いか」「戻れる見込みがあるか」「安全に待てる条件があるか」で整理すると、責任の論点が崩れにくくなります(安全側へ倒すほど揉めにくい、という方向性になりやすいです)。
Q2. 同行避難は義務? 推奨?
「同行避難」は、ペットと一緒に安全な場所へ避難する“避難行動”として整理されています。法令で一律の義務として決めるより、危険から離れる現実的な行動として位置づけられています。
出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン(総説)」/発行:平成30年2月(PDF表記)
出典:同「同行避難の定義(同室を意味しない)」/総説PDF
自治体・避難所の運用で差が出るため、居住地のルール確認(更新日つき)とセットで捉える方がズレが起きにくいです。
出典:環境省「ペットの災害対策」/更新日表記なし(閲覧日:2026年1月17日)
Q3. 同伴避難(同室)ってできる?
「同伴避難」という言葉が使われても、同室飼養を意味しない、とガイドラインでは注意点が示されています。実際の同室可否は、避難所の掲示・受付案内・運営方針で変わることがあります。
出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン(総説)」/同伴避難の整理
Q4. 避難所で受け入れを断られたら、飼い主の責任はどうなる?
断られた=責任放棄、という形に直結しにくく、まずは「代替策に切り替える判断」が現実的になりやすいです。
受け入れは避難所の条件と運営で左右されるため、代替として「別の避難所」「在宅避難」「車中避難(体温と給水に注意が必要)」「一時預け」などの分岐を準備しておくと、混乱が減りやすくなります。
出典:環境省「ペットの災害対策」(自治体の指示・ルール遵守、事前確認の推奨)
Q5. 避難所で必要な“証明書”はある?
地域と避難所で変わる可能性があります。犬の場合は狂犬病予防の観点で鑑札・注射済票などが話題になりやすい一方、避難所の持参条件は「掲示・受付案内」で追加されることもあります。
確認先は「自治体の公式情報(更新日つき)」→「避難所の掲示(当日版)」の順に寄せると、地域ズレが起きにくいです。
出典:環境省「ペットの災害対策」(自治体へ事前確認、避難所ではルール遵守)
Q6. 迷子・脱走を起こしたら、どこに連絡する?
地域で窓口名は変わりますが、よくある分岐は「自治体(動物愛護センター・保健所等)」と「警察(遺失物)」の並行です。災害時は避難所の掲示・相談窓口に情報が集まる場合もあります。
(窓口は自治体ごとに異なるため、自治体ページの更新日つき案内で確認すると安全です。)
出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」資料編(行方不明動物受付票の例など)
Q7. 支援物資や給水は、ペットにも必ず回る?
必ず、という前提は置きにくいです。支援は被害規模や物流、避難所の運営体制で変わり、犬猫用が十分とは限らない場面もあり得ます。
「届くまで回せる最低限」を平時に用意しておく、という発想の方が現場での摩擦が減りやすいです。
出典:環境省「ペットの災害対策」(十分な水・食料・常備薬の準備等)
Q8. 避難所での鳴き声・排泄物・アレルギー配慮は、どこまでが飼い主の責任?
避難所では動物が苦手な人やアレルギーのある人への配慮が必要で、自治体の指示に従いルールを守ることが示されています。
このため、鳴き声・排泄物・衛生・逸走防止は「共同生活を成立させるための管理」として、飼い主側の負担が増える形になりやすいです。
出典:環境省「ペットの災害対策」(避難所のルール遵守、配慮の必要性)
Q9. SNSで見た「この地域はペット禁止」「置き去り推奨」は信用していい?
SNSは一次情報に辿り着く入口としては便利ですが、責任判断の根拠にするには弱いことがあります。災害時の偽・誤情報は救助・復旧の妨げになり得る、という注意喚起も公的に示されています。
出典:内閣府「災害時におけるインターネット上の偽・誤情報について」
見分けやすい基準は「発表元」「更新日(時刻)」「対象地域(避難所名まで)」の3点です。スクショだけの投稿は特に、この3点が揃う一次情報へ戻す方が安全です。
まとめ
ペット防災における「飼い主の責任」は、ひとつの言葉で固定されにくく、法律(最低ライン)+国の指針(現実の基準)+自治体(地域の計画・窓口)+避難所運営(当日のルール)が重なって決まりやすい構造でした。
出典:環境省「ペットの災害対策」/最終更新日:ページ内表記なし(閲覧日:2026年1月17日)
法律は「やってはいけない」「最低限守るべき」を示し、代表例として遺棄の禁止などが挙げられます。
出典:e-Gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」/改正履歴:ページ上で確認(例:2021年6月1日施行の履歴表示あり)
犬は別軸で、公衆衛生の観点から登録や狂犬病予防が法制度として整理されています。
出典:e-Gov法令検索「狂犬病予防法」/改正履歴:ページ上で確認
一方で、避難所での受け入れ・分離運用・物資や給水の扱いなどは、法律だけで決まりきらず、国のガイドラインと自治体運用で“現場の線”が引かれやすい部分です。
出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」/発行:平成30年3月(環境省ページに表記)
責任の線引きを“迷わず回す”チェック(3フェーズ)
平時(確認と仕込み)
- 自治体が指定する避難場所で、同行避難の可否と注意事項を「自治体に確認」する流れを作っておく
- 逸走・迷子を減らす準備(住まいの対策、しつけ、健康管理、備蓄)を積み上げる
出典:環境省「ペットの災害対策」/最終更新日:ページ内表記なし(閲覧日:2026年1月17日)
発災直後(優先順位で迷いを減らす)
- 人の安全確保→情報確認→ペットの安全確保へ、順番を崩さない
- SNSの投稿は「一次情報へ戻る入口」として扱い、根拠(発表元・日時・地域)を欠く話は保留にする
出典:内閣府防災(広報誌「ぼうさい」第109号内)「災害時におけるインターネット上の偽・誤情報について」/令和5年度の掲載枠(ページ階層に表記)、本文で「一次情報」「古い情報に注意」等を提示
避難所到着後(当日の運用を確定する)
- 掲示→受付→担当者の順で「今日の最新版」を揃える(掲示が更新されやすい)
- 争点になりやすい項目(鳴き声・排泄物・逸走防止・アレルギー配慮)は、運用ルールとして確認し共有する
出典:環境省「ペットの災害対策」/避難所でのルール遵守・配慮の記載あり
出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」/各種様式例(登録票・管理台帳等)を公開
最後に(責任論が揉めにくくなる見取り図)
- 法律は最低ライン(遺棄・虐待の禁止、犬の制度など)
- 国のガイドラインは現実の運用ライン(役割分担・様式・想定の整理)
- 自治体と避難所が「その地域・その日のルール」を確定する



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